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「毎日、仕事が忙しくて最近寝不足気味・・・。
でも次の休みの日にたくさん寝れば大丈夫か。」
なーんて思ってるそこのあなた!これ危険信号ですよ!!
実際に、休みの日にいつもより遅い時間に起きてゆっくりしたはずなのに、次の仕事の日はなぜかダルい。なんて事、経験ありませんか?
「それ、体内時計の乱れかも!!」
人の体には、1日周期(朝日を浴びる事でリセットされる)の体内時計があり、この体内時計の働きにより、日中は活動し、夜は眠りへと導かれます。休日の前日だけ夜更かしや、いつもと違う時間で寝たり起きたりしていると、この体内時計が狂ってしまい、しっかり寝たはずなのに眠い、疲れがとれない、日中眠くて仕方ない、などの睡眠不足状態が続くことになります。
睡眠の質も悪くなっていき、体へ様々な悪影響を及ぼす可能性が出てきます。(いやーこわい)
では、実際にどんな悪影響を及ぼすのか見ていきましょう。
体内時計の乱れよる体への悪影響
体内時計の乱れから睡眠不足による体への悪影響
画像:快眠コンソーシアム
寝不足の時を思い出すと、集中力が無くなったり、イライラしたり、疲れやすくなり、すぐに風邪を引いてしまったりと、当てはまる項目がいくつもあります。
癌や肥満、アレルギー性疾患、高血圧や糖尿病(生活習慣病)、虚血性心疾患、うつ病、更には認知症発症などのリスクも高まることが報告されているので驚きです。
「たかが寝不足!休日たくさん寝れば大丈夫!!ははは。」
なんて、言ってられないですよ。マジで。
他にもこんな影響が・・・
江戸川大学睡眠研究所所長の福田一彦さんらの調査によると、
1~5歳の子供がいる全国1000世帯を対象に、子供の睡眠や食事などの生活習慣、心身の症状などについて答えてもらい、生活パターンとの相関を調べた。その結果、「週末朝寝坊の影響が思った以上に大きいことが分かった」という。
この調査において、生活パターンは「超夜型」「夜型」「やや夜型」「早寝早起き」「週末朝寝坊」の5グループに分類された。このうち朝の不機嫌さや体調不良、風邪の引きやすさなどの不調の度合いが最も大きかったのが、「超夜型」組。逆に、症状が最も少なく健康的だったのが、「早寝早起き」組だった。
ここまでは予想通りの結果なのだが、予想外だったのは「週末朝寝坊」組だ。このグループは、平日は早寝早起き組と同じ理想的な生活を送っているにもかかわらず、朝の不機嫌さや風邪の引きやすさの程度が、「やや夜型」組よりも高かったのだ。
「どのグループも週末は平日に比べて起床時刻や朝食時刻が遅くなる傾向がありますが、週末朝寝坊組は特にそのズレが大きかった。中でも朝食時刻のズレが大きく、11時ごろに朝昼一緒のブランチをとっている家庭もありました。朝食は朝の光を浴びることと並んで、体内時計をリセットする重要な役割を担っています。週末朝寝坊組は、朝寝坊にブランチが加わることで体内時計の乱れが一層進むと考えられます」
この調査からも分かるように、たった週末の1日2日、生活リズムがいつもと違っただけで、体内時計が乱れ、知らぬ間に体にも悪影響を与えていたのですね・・・。
その他、生活が規則正しい家庭では、偏食や肥満、ストレスが少なく、世帯収入も高いという結果が出ているそうです。母親の肥満も少ない結果です。
寝不足で肥満なんて、イヤです・・・。
体内時計を整えるには?
- 起床後、朝日を浴びる
- 平日と休日の起床時間のズレは2時間以内におさめる
- 朝ごはんをしっかりたべる
- 昼寝は午後3時まで(30分以内が理想)
- 適度な運動
- 夜ご飯は就寝の2時間前までに済ませる
- お風呂は40℃以下、就寝の1〜2時間前までに済ませる
- 照明は明るすぎないように少し落とす
- 就寝前のPC、スマホ、TVは避ける
ってまとめてみましたが、これって『よく眠れる方法』とかでよく出てくる項目ですよね。笑
まとめ
いかがでしたか?
睡眠なんて当たり前すぎて、あまり深く考えた事なかったですが、体に及ぼす影響を考えると「たかが睡眠不足!!ふふん!」なんて侮れないですね。
なんだか体調が優れないなー。寝不足だなー。なんて方は、一度生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?