宝塚記念でキタサンブラックらを下したマリアライトと言う牝馬

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annca / Pixabay
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6/23 第60回宝塚記念

競馬前半戦の締めと言っても過言ではないこのレース。

今年もキセキ、レイデオロ、アルアイン等々実力馬が揃う中で紅一点のリスグラシューがいることに注目して欲しい。

国内G1優勝の看板を手にした後、海外に渡り様々なレースに挑戦してきたが、優勝には手は届かず惜しくも着内。

そんな彼女が次に目指したレースがこの宝塚記念だ。

実力馬ばかりの今年の宝塚記念でどんなレースをするのか彼女に注目が集まる。

・・・

そして、過去の宝塚記念で優勝した牝馬と言えば「マリアライト」を思い出す人もいるのでないでしょうか。

今回は2016年度の本レースでドゥラメンテ、キタサンブラックの人気実力馬を圧倒する走りで8番人気ながら勝った彼女を掘り下げてみた。

マリアライト誕生~初勝利

マリアライトとは「成功の石」と言う意味が込められて名付けられた。

父ディープインパクト-母クリソプレーズの間に誕生し、母父は国内G1優勝や凱旋門賞2着の実績のあるエルコンドルパサー。

デビュー当初から注目されていたマリアライト

だが、体が弱いこともあり、初レースは3歳からと少し遅めだった。

しかも、デビュー戦は3番人気と微妙。

しかし、そんな微妙な人気も跳ね除けるように彼女は背に三浦皇成ジョッキーを乗せ圧巻の走りを見せたのだ。

3 マリアライト

実況がマリアライトと名前を呼ぶ付近からじわじわと上がってきているのが注目ポイント。

初勝利~オールカマー戦(圧倒的な敗北)

初勝利からは弱い体を壊さないよう大事に育て、レースしてきた。

条件戦もこなし勝ち負けしつつも掲示板は外さない固い立ち回りで賞金も獲得して、初の重賞「マーメイドS(G3)」に挑むことになる。

「マーメイドS(G3)」では固い立ち回りも評価されて1番人気になるが、結果は2着

しかし、内容は1着と0.1秒差で初の重賞にしては100点満点と言ってもいいような内容だった。

と、ここまでは順調なマリアライト。

だが、次のレースは「オールカマー(G2)」を選択。

このレースはG1の調整用レースとして、G1馬の中で使われることが多く、実際この時も実力馬が多かった。

1番人気のヌーボレコルトはマリアライトと同期でオークスを勝ったG1馬。その他のレースでも好走しており、期待は高まっていた。

2番人気はロゴタイプ。朝日杯と皐月賞を勝っているG1馬だ。皐月賞からは勝ちが遠ざかっているように見えるが最近上がり調子の人気馬。

3番人気はショウナンパンドラ。この馬もマリアライトの同期で秋華賞を勝っているG1馬だ。

そんなG1馬3頭の次に4番人気マリアライトと続いていた。

3 ショウナンパンドラ
4 ヌーボレコルト
6 ロゴタイプ
14 マリアライト

マリアライトは5着に入選するも着順以上に見せ場のないレースになってしまったことはこの動画を見た人ならわかるだろう。

そう、マリアライトはここで初めてG1馬と対戦し、大きく負けたのだ。

・・・・

しかし、マリアライトにはこの「オールカマー」向いていないことがあった。

それは、馬場状態が良いことだった。(芝に雨がない状態)

このレースまでにマリアライトは4勝しているが、その内の2勝は馬場状態が悪かったのだ。

これは偶然か、それとも。。。

エリザベス女王杯へ

敗戦を味わったマリアライトだが次戦は最強牝馬を決めるレースでもあるG1レース「エリザベス女王杯(G1)」へ。

この時の主役は何と言ってもオールカマーで見せ場を作るも2着だったヌーボレコルトだった。

しかも、ヌーボレコルトには前年1番人気に推されながらも2着に破れてしまい、その雪辱を果たす使命があった。

実際、1番人気はヌーボレコルト

2番人気は前年度の覇者ラキシス

3番人気はオークス2着の3歳ルージュバック

4番人気は底知れぬ良血馬タッチングスピーチ

世間では2強ヌーボレコルトVSラキシス、その間に3歳馬がどう攻め入るか

と言うのが見所だった。

競馬場の中では「ヌーボレコルトだ!」「いや、今年もラキシスだ!」「いやいや、3歳の若さで時代を変えちゃうよ」

なんて言葉も飛び交っていた。

そんな中、マリアライトは6番人気だった。

所詮、善戦マン。G1にはまだまだ力が足りないなんてことも言われた。

曇り空のエリザベス女王杯の前日はとても激しい雨だった・・・。

8 タッチングスピーチ
10 ラキシス
12 マリアライト
15 ルージュバック
18 ヌーボレコルト

天候がマリアライトに味方したのだ。

母父のエルコンドルパサーの血を濃く引き継いだマリアライトは重馬場でこそ輝く「成功の石」だったのだ。

宝塚記念まで

エリザベス女王杯に勝利し、最強牝馬となったマリアライトだったが、その後は「有馬記念(G1)」4着、「日経賞(G2)」3着、「目黒記念(G2)」2着と。

悪くはない内容で掲示板は確保していた。

ちなみに全部良馬場である。

宝塚記念

やっぱり善戦マンと言われるのが運命なのか、イマイチ勝ちきれないが内容はいいレースが続いていた。

そんなマリアライトが目黒記念後に目指したレースは宝塚記念だった。

勝ちきれない競馬が続いたのも、牝馬であることもあり、人気は低かった。

この時の宝塚記念の目玉は何と言っても最強世代のダービー馬ドゥラメンテとドゥラメンテ不在時に最強馬の一角とも言われ始めていたキタサンブラックとの直接対決だった。

しかし、人気は2強どころか1強とも呼べるほどドゥラメンテに人気が集中していた。

なんとドゥラメンテの単勝オッズは1.9倍。

2番人気のキタサンブラックが5.0倍なのを見ると圧倒的人気だったのがよくわかる。

マリアライトは8番人気で単勝オッズは25.1倍だった。

この前日も激しい雨が降っていた・・・。

3 キタサンブラック
9 ドゥラメンテ
16 マリアライト

最後の最後にグンッと伸びるドゥラメンテに負けるかとマリアライトがさらに伸びて勝ち切った。

重馬場のマリアライト。

それを象徴するようなレースだったと思う。

その後~引退まで

しかし、宝塚記念を最後に成績が振るわず同年の有馬記念を引退レースとして引退した。(その後のレースが全部良馬場だったというのもあるが)

引退後 まとめ

ディープインパクト産駒にしては珍しい重馬場で活躍した馬だった。

今は繁殖牝馬となっているが、彼女の仔もまた重馬場で活躍する仔だと信じている。

「成功の石」マリアライト。

彼女の勇姿を忘れずに今年の宝塚記念も見ていきたい。