目の病気【網膜剥離】ってなに?

スタッフ日誌
Skitterphoto / Pixabay
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本日もご訪問いただき、ありがとうございます。

先日、弊社の顔であり一番長いスタッフから網膜剥離で即手術しないと目が見えなくなると連絡がありました。
えええぇぇぇーーーーーー!!!
なに網膜剥離って!!大丈夫なの!?ってかなり動揺しました。

網膜剥離とは

概要

網膜剥離とは、眼球の内側を裏打ちしている網膜がはがれてしまい、視力が低下する病気を指します。網膜は、ものを見た際に得られた情報を脳へと伝達する重要な役割を果たしているため、網膜剥離を発症すると著しく視力が障害を受け、最悪の場合は失明に陥る危険性があります。
網膜剥離は多くの場合、加齢現象に関連して発症します 。そのほかにも、目に対して習慣的に衝撃を与えるような状況でも発症の危険性が高まります。具体的にはアトピー性皮膚炎で目の周辺を掻く、ボクサーが頭部に衝撃を受けるなどです。
目の前に蚊が飛んでいるような飛蚊症ひぶんしょうと呼ばれる症状をみることもあれば、無症状で網膜剥離が進行することもあります。網膜剥離による視力障害への影響を考えると、より早期に治療介入を行うことが重要な疾患であるといえます。

原因

網膜剥離は、網膜が網膜色素上皮からはがれてしまう状態を指し、そのために光の刺激を脳に伝えられなくなります。また、剥がれた網膜には栄養が十分行き渡らなくなるため、網膜剥離の状態が長く続くと徐々に網膜のはたらきが低下してしまいます。
網膜剥離の発症要因にはさまざまなものがありますが、多くの場合加齢に伴う硝子体の変化が関係しています。加齢とともにゼリー状の硝子体が少しずつサラサラした液体に変化し、収縮するようになります。硝子体の一部は網膜と付着しているため、硝子体が収縮することに伴って網膜も同時に牽引され、網膜剥離が引き起こされます。網膜の一部がはがれると、はがれた部位から液体が入り込むことからさらに剥離が進行します。
そのほか、頭部・眼球への物理的ショックが原因で網膜に孔あなが開いて起こることもあります。アトピー性皮膚炎の方に多いといわれたことがありましたが、これはかゆみを抑えるために顔を掻いたり、叩いたりしたときの衝撃が原因といわれています。また、ボクサーは顔面に衝撃を受ける機会も多く、同じく網膜剥離を発症することがあります。
このほかに、白内障手術を受けた方は、水晶体を取り出したことによって硝子体が眼球の前方に移動し、後部硝子体剥離が起きやすくなる傾向があります。また、皮膚や骨、筋肉、内臓などの各器官を結びつけ、支持する結合組織に先天異常があるスティックラー症候群の患者さんは高い確率で網膜剥離を発症します。
網膜剥離は、網膜が網膜色素上皮からはがれてしまう状態を指し、そのために光の刺激を脳に伝えられなくなります。また、剥がれた網膜には栄養が十分行き渡らなくなるため、網膜剥離の状態が長く続くと徐々に網膜のはたらきが低下してしまいます。
網膜剥離の発症要因にはさまざまなものがありますが、多くの場合加齢に伴う硝子体の変化が関係しています。加齢とともにゼリー状の硝子体が少しずつサラサラした液体に変化し、収縮するようになります。硝子体の一部は網膜と付着しているため、硝子体が収縮することに伴って網膜も同時に牽引され、網膜剥離が引き起こされます。網膜の一部がはがれると、はがれた部位から液体が入り込むことからさらに剥離が進行します。
そのほか、頭部・眼球への物理的ショックが原因で網膜に孔あなが開いて起こることもあります。アトピー性皮膚炎の方に多いといわれたことがありましたが、これはかゆみを抑えるために顔を掻いたり、叩いたりしたときの衝撃が原因といわれています。また、ボクサーは顔面に衝撃を受ける機会も多く、同じく網膜剥離を発症することがあります。
このほかに、白内障手術を受けた方は、水晶体を取り出したことによって硝子体が眼球の前方に移動し、後部硝子体剥離が起きやすくなる傾向があります。また、皮膚や骨、筋肉、内臓などの各器官を結びつけ、支持する結合組織に先天異常があるスティックラー症候群の患者さんは高い確率で網膜剥離を発症します。

症状

前兆症状として飛蚊症や光視症を認めます。網膜剥離が生じると、本来は透明度の高いことが求められる硝子体の中に血液や細胞の一部が不純物として紛れ込むことになります。こうした物質の影響で光の透過性が障害を受け、物質に対応した影を認識するようになり、まるで蚊が飛んでいるように見えることから飛蚊症の症状を認めることになります。
また光視症とはチカチカとした光の点滅を感じたり、暗い部屋で突然稲妻のような光が見えたりする症状を指します。飛蚊症や光視症は生理的にも見られる可能性のある症状であるため、こうした症状がでたら網膜剥離というわけではありません。しかし、突然飛蚊症の症状が強くなった、飛蚊症と光視症が同時にみられるようになったなどの場合には注意が必要です。
網膜剥離がさらに進行すると、網膜剥離が生じている部位に応じて視力低下が生じます。網膜が形成する視力は、どこでも一様に同じというわけではなく、部位によって重要度が異なっています。特に、網膜のなかでも視力形成に重要な役割を果たす部位に黄斑おうはんがあります。網膜剥離が黄斑おうはんにおよぶ場合には、急激な視力低下を認め、重篤な場合には失明に至ります。物がゆがんで見える変視症へんししょうを自覚することもあります。
また、黄斑以外の部位で網膜剥離が生じた場合は、そこまでの視力低下はなくとも剥離が生じた部位に対応して視野欠損が生じます。網膜剥離では網膜の上のほうの側からはがれてくることが多く、その場合は下のほうの視野が欠けてきます。一方下の側にある網膜が剥離すると上方の視野が欠けます。周辺部から欠損が起こるため気付かないこともありますが、剥離が広がってくると欠損が真ん中に及んできます。

治療

治療方法は、網膜がはがれている範囲や部位によって異なります。

網膜復位術と硝子体手術

網膜剥離が進行してしまっている場合には、視力や視野に対しての影響も大きいため、はがれた網膜を元の位置に戻す手術を行います。手術方法には、外側から行う網膜復位術と硝子体手術の2種類があります。

網膜復位術とは
眼球の外側にシリコンスポンジを縫いつけて、眼球を内側に凹ませることで、剥離した網膜を網膜色素上皮に近づけ、間にたまった液体を外に追いだします。たまった液体が多い場合には、強膜側から針のような穴をあけて外に出します。そのうえで冷凍凝固という方法で網膜と網膜色素上皮に凍傷を起こしてくっつけます。強膜を内側にへこませるので、強膜内陥術とも呼ばれています。

硝子体手術とは
進行した網膜剥離の手術には硝子体手術もあります、硝子体手術では、眼の中に吸引カッターと呼ばれる器具を差し込んで、硝子体の内部にたまっているゼリー状の液体を吸引して除去します。その後、眼球内に人体に無害なガスを注入して液体を空気に置き換えることで剥離していた網膜を網膜色素上皮に押さえつけ、レーザーにより網膜と網膜色素上皮の間を接着させます。ガスはその後1週間から2週間で吸収され、毛様体から出される水分に置き換わります。
重症の場合、ガスの代わりにシリコンという油を入れる方法もあります。ずっと押さえつけた状態を維持し確実に接着させることができる一方、シリコンは吸収されずにずっと眼の中に残るため合併症を引き起こすこともあります。そのため、多くの場合1~2か月後にシリコンを取り除く手術が必要となります。
網膜を含む目の奥の神経は一度悪くなってしまうと現代の医学では治すことができません。特に高齢者では網膜剥離の進行がはやいこともあるため、網膜剥離の症状を自覚した際には早期の医療機関への受診が重要になります。
出典 メディカルノート

目の手術だからとても怖いとは思いますが、無事に手術が終わり元気なKさんの笑顔を見られる日をスタッフ一同待っていますので、何も気にせずゆっくり治してください。

皆さんも目の不調を感じたらすぐに病院を受診することをおすすめします。

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